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2010年7月29日 (木)

クリエイティブ資本論

久々の書評です。

著者は世界で注目されている都市経済学者です。
この本ではクリエイティブ・クラスと呼ばれる
まったく新しいタイプの労働者と
それにともなう社会の変化について書かれています。

内容の一部を抜粋します。   
      
クリエイティブ・クラスとは新しいアイデアや技術、
コンテンツの創造によって、経済を成長させる
機能を担う知識労働者層を指す。

本当に必要なのは、多くの人をクリエイティブな
仕事に引き込むことであり、クリエイティブな能力を
活用する多くの市場や機会を創出することである。

最も成功している地域・都市は、あらゆる種類の人を受け入れている。

人間の歴史の大半において、富は肥沃な土地や原材料など、
その場所の天然資源の恵みによってもたらされた。
しかし今日の重要な資源はクリエイティブな人材である。

この資源を呼び込み、育成し、活用する能力が競争力の重要な側面となっている。

管理好きな指導者や細かすぎる管理機構、一般的な社会統制、
上意下達的な権力構造は、クリエイティブなエネルギーを抑圧し、
頓挫させてしまう。

クリエイティビティには強い関心だけでなく自信も必要である。
他人からの批判を気にせず、新奇な発想を追究したり、
間違いを犯すことを怖れず挑戦するには自尊心が必要である。

さまざまな形態でクリエイティビティを実践する人間は、
歴史を通じて豊かで多面的でクリエイティブな拠点に集まり、
活力を得る傾向にある。

クリエイティビティは独自の社会環境において
大きく花開く。
十分に安定していて努力を継続でき、かつ多様性に富み、
破壊的な活動にも寛容な環境である。

クリエイティブ・クラスは個性や自己表現を強く好む。
組織や制度の命令に従うことを好まず、
因習的な集団志向の規範を受け入れない。

クリエイティブ・クラスは、自分たちの
クリエイティビティをつくり上げる努力をしており、
アイデンティティを複数あわせ持つこともありうる。

現代社会では家庭や職場といった「第一、第二の場所」ではなく、
あまりしがらみのない知り合いをつくることができる
「第三の場所」が重要になってきている。


地域活性化に取り組む方はもとより、時代の新たな流れを
捉えたい起業家の方にもおすすめの一冊です。

若干長めですが、パラ読みでも十分かと思います。

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