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2007年11月23日 (金)

モーテル- Vacancy -

「宿泊料、イノチ。」と言うキャッチに釣られて、行ってきました

場所:梅田ピカデリー

解説

その夜、若き夫婦が宿泊したのは
“死”を撮影する殺人モーテルだった!

デビッド&エイミーのフォックス夫妻にとって、その夜は最悪だった。
誰の目にもお似合いの
カップルに見える彼らは、
最愛のひとり息子を亡くしたことで
結婚生活が破綻し、すでに別れを決意していた。

夫婦として最後の旅になるであろうドライブの帰路も、
口をついて出るのは日頃の鬱憤ばかり。
しかも車がひと気のない真っ暗な道で
エンストしてしまい、
デビッドとエイミーの苛立ちは頂点に達する。

本当に最悪の夜だった。
自分たちの不運を呪う若い夫婦を主人公にした
『モーテル』は、彼らの“最悪の一夜”が
“人生最期の一夜”へと変貌していく過程を、
このうえなくリアルに語り明かすスリラー映画である。

車の故障によって、やむなく古めかしいモーテルに一泊することにしたデビッドとエイミーは、
風変わりな支配人から角部屋の4号室の鍵を手渡される。

一年中オフ・シーズンなのではないかと思わせるそのモーテルの侘びしさは、
いがみ合うふたりの神経を逆撫でするに十分だった。

やがて何気なく部屋に置かれていたビデオテープを再生した彼らは、
テレビ・モニターに映し出されたおぞましい殺人シーンに顔をしかめる。

ところが作りものにしてはあまりにも生々しいそれは、
悪趣味なホラー映画の一場面ではなかった。

あることに気づき、他のビデオテープの中身を確認したデビッドの顔からスーッと血の気が失せる

それら幾つもの異常極まりない猟奇殺人は、
何とすべて彼らが宿泊中の4号室で撮影されたものだったのだ……!

過激描写が当たり前の現代に、上質な脚本と演出であえて挑んだ、
クラシック・スタイルの正統派スリラー

本物の殺人を記録した残忍な暴力映像のことをスナッフ・フィルムと言う。
スナッフ・フィルムは裏社会で取引されていると噂される一方、単なる都市伝説にすぎないとも言われ、
存在の真偽は定かでないが、これまで何度か映画のモチーフになってきた。
特殊効果がめざましく発達し、過激なバイオレンス描写がエスカレートしている今どきのホラー映画には
うってつけの題材である。しかし『モーテル』の製作陣はあえてそうした過激ホラー路線を
避け、よく練られた脚本を巧妙なテクニックで映像化するという正統派スリラーを志向。

ハリウッドのクラシック映画を彷彿とさせるスタイルに
現代的なスピード感を加味し、まさしく手に汗握ると形容するにふさわしい
超一級の恐怖劇を完成させた。

実際『モーテル』は衝撃的なストーリー展開にもかかわらず、
血しぶきが飛び散るよう
な露骨な暴力シーンはまったくない。

モーテル支配人の奇妙な振る舞い、不気味な無言電話、
宿泊客が存在するはずのない隣室からの激しいノック音などが、じわりじわりと観る者の
嫌な予感を高めていく。

静けさに包まれていた日常が、ゆっくりと、しかし確実に生死を分かつ
非日常へと変わりゆく恐ろしさ。

4号室の外の闇に潜む殺人鬼たちが、これから撮ろうとしている
スナッフ・フィルムの最新作の“主演俳優”は、ほかでもないデビッドとエイミーなのだ。

それを確信したデビッドが震えた声で呟く「……このままでは殺される」というセリフが、
これほど生々しい切迫感を伴って伝わってくるスリラーは、現代においては貴重とさえ言えよう。

迫りくる死の恐怖を通して描かれるのは、まさに主人公たちの生きること
への渇望なのだ。

ハリウッドの人気スターが体当たりで熱演する、
極限状況の恐怖と愛の再生

映画会社の重役たちを唸らせ、一読で『モーテル』の映画化を決断させた
新人ライター、マーク・L・スミスの脚本には、
シンプルながらも心揺さぶるドラマが盛り込まれている。

冒頭20分間で描かれるデビッドとエイミーの夫婦仲は険悪そのもので、
もはや彼らは人生に何の希望も抱いていない。そんなふたりが恐怖の殺人モーテルに偶然泊まってしまい、
ありったけの力を合わせて殺人鬼たちへの抵抗を繰り広げていく。

そして皮肉なことに、誰も助けてくれないこの極限状況は
彼らが失った愛を甦らせることになる。

デビッドを演じるのは、『キューティ・ブロンド』『あなたにも書ける恋愛小説』など
のロマンチック・コメディでスター女優たちの相手役を務めてきたルーク・ウィルソン。

今やハリウッド屈指の人気喜劇スターとなった彼がイメージを一新し、
妻を守りながら絶体絶命の危機を逃れる糸口を探す青年をシリアスに演じきった。

一方、エイミー役のケイト・ベッキンセールは、『パール・ハーバー』『アンダーワールド』
シリーズなどでおなじみの美貌の人気女優。

我が子を失った悲しみも癒されぬうちに命懸けの悪夢に巻き込まれるヒロインを、迫真の演技で体現した。

彼ら扮するごく普通の夫婦の境遇が共感を誘うぶん、観る者は
デビッドとエイミーの苦闘からひとときも目を離せなくなってしまう。

画面に映る登場人物はわずか7人で、
ほぼ全編が田舎のモーテルの敷地内で展開するストーリーを映像化したのは、
これが長編2作目となる新鋭ニムロッド・アーントル。

真綿で首を締めるがごとき前半の“静”のタッチから、めまぐるしい脱出アクションが炸裂する後半の
“動”への鮮やかな転換は見事というほかはない。第57回カンヌ国際映画祭でユース賞を受賞、

欧米の映画祭で絶賛されたハンガリー映画『KONTROLL』に続く本作で、キャラクターの
心理描写にもこだわった緻密な演出力を発揮し、堂々たるハリウッド・デビューを飾った。


ストーリー【ネタバレの可能性あり】

決して、そのモーテルに泊まってはいけない

その夜、デビッド(ルーク・ウィルソン)が高速道路から降り、
すれ違う車すらない田舎道を選んだのは、ほんの少しでも
自宅への近回りをしたい一心からだった。

助手席の妻エイミー(ケイト・ベッキンセール)が眠りから覚めると、
すぐに口論が始まる。彼らフォックス夫妻は不運な事故によって
幼い息子チャーリーを亡くして以来、愛が冷めきっており、
近々離婚することで合意していた。

エイミーの両親の結婚記念日を祝う会に出席した帰路である

この夜のドライブが、夫婦としての最後の旅になるに違いなかった。
ふたりの憂鬱な深夜のドライブは、デビッドが
路上のアライグマを避けようとしたことで、いっそう悪い方向へ転がり出す。

車のエンジンがトラブルを起こしたのだ。道沿いにポツンと建つ
ガソリンスタンドに自動車修理工(イーサン・エンブリー)がいたのは不幸中の幸いだった。

しかしその男にエンジンをチェックしてもらい、道を尋ねてから再び走らせた車は、
携帯電話も繋がらない真っ暗な道でついに動かなくなってしまう。

やむなくふたりは徒歩でガソリンスタンドへと引き返したが、修理工の男はもういなかった。

デビッドとエイミーは電話を借りるため、すぐ近くの〈パインウッド・モーテル〉に
立ち寄る。モーテルのフロントには誰もおらず、奥の部屋から
女性の生々しい悲鳴が聞こえてくる。しばらくして
ひょっこりと姿を現したのは、メイソン(フランク・ホエーリー)という中年の支配人だった。

どうやら趣味の悪いホラー映画のビデオを観ながら、あり余るヒマをつぶしていたらしい。

もうこのモーテルの周辺には営業中のガソリンスタンドはなく、朝になれば
修理工の男がやってくると聞かされたデビッドとエイミーは、「当方、空室あり!」と
いうメイソンの得意げな言葉にしぶしぶ頷くしかなかった。

メイソンに鍵を渡された4号室〈ハネムーン・スイート〉ほど、
その名が不似合いな部屋はなかった。
古めかしい壁紙とインテリア。錆びた汚水が流れ出すバスルーム。お世辞にも清潔とは
言い難いこの部屋に足を踏み入れたデビッドとエイミーは、
切なく惨めな気分を味わう。

そして先ほどのドライブ中よりも不愉快な会話を交わすのだった。

やがて突如、凄まじいノックの音が鳴り響き、ふたりはハッと身を縮ませる。
おそるおそる入り口のドアを開けてみると、そこには誰もいない。
どうやらノックの主は隣の3号室にいるようだった。何者かからかかってきた無言電話と、
執拗に続くノックの音に不安を感じた

デビッドはフロントに駆け込み、隣人を注意するようメイソンに直談判する。
「今夜の客はお宅らだけだが、ごくまれに学生やホームレスが忍び込むことがあるんだ」。
メイソンはケロッとそう答えた。

ようやくノックの音が静まり、デビッドはテレビの横でほこりを被っているラベルのな
いビデオテープに目を留め、何気なく再生してみる。

モニターに映し出されたのは、ホラー映画らしきおぞましい場面だった。
マスク姿の暴漢たちに男女が捕らえられ、次々と殺害されていく光景に
顔をしかめるデビッドとエイミー。ふとデビッドは、注意深く画面を観るうちにある事実に気づいた。

ビデオに収録された幾つもの殺人シーンの撮影現場が、まさに今ふたりが宿泊している
〈ハネムーン・スイート〉だということに!

単なる悪ふざけであってほしい。そんなデビッドとエイミーの願いは、部屋の数ヵ所に設置された
隠しカメラを発見したことで空しく打ち砕かれる。
ビデオの映像は紛れもなく本物の殺人を記録したスナッフ・フィルムであり、
デビッドらが次の犠牲者となることは疑いようがなかった。
身の危険を確信したふたりはモーテルからの脱出を図るが……。
(copy; 1996-2007 CINEMA TOPICS ONLINE.)

ちゅうものです。

心臓が若干弱い人でも見れると思うが、
結末があっけないので、途中までのハラドキ感は
なかなか。。

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