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2006年10月 8日 (日)

出口のない海

標記映画見に行ってきました

解説

甲子園の優勝投手・並木浩二は、大学進学後に肩を痛めて、
エースの座を失う。
それでも野球への情熱が消えることはなく、
並木は新しい変化球=魔球の完成に復活をかけていた。

しかし、時代は戦争という暗い影をまとい始めていた。
ついに日米開戦、太平洋戦争は日ごとに激しさを増していく。
愛する家族、大切な友、そして恋人とも別れて
海軍に志願した並木は、海の特攻兵器と呼ばれる
人間魚雷“回天”に乗って敵艦に激突するという究極の任務を、
自ら選択するのだった……。

「出口のない海」は、戦争によって、希望に満ちた輝く
未来を断ち切ちれた青年が、二度と帰れない壮絶な使命に
向かって突き進みながらも、最後の瞬間まで夢を捨てず、
生きるとは何か、何のために死ぬのかを問い続ける姿を描く、
感動の物語だ。

原作は、現代ミステリーの傑作と讃えられたベストセラー
「半落ち」で知られる横山秀夫の同名小説。

組織と個人の相克を描いて人間存在の意味に鋭く迫り、
最後には読者を温かな感動に誘う横山の原点”と称される作品だ。
脚本は、米アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた
「たそがれ清兵衛」の巨匠・山田洋次と、
カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作「うなぎ」の脚本を
手がけた冨川元文。

世界に認められた映画人の、過去に例を見ない
豪華コラボレーションが実現した。

さらに主演は、歌舞伎界のプリンス・市川海老蔵。
歌舞伎以外の舞台やTVドラマでも活躍、
観る者を惹きつける演技力と他を圧する存在感は
すでに高く評価されているが、ついに本作で
映画デビューを飾る。

現代の若者と何ら変わることなく、スポーツに燃え、
恋に胸を焦がす青年が、なぜ自ら人間兵器になったのか
----海老蔵の等身大の演技がその答えを教えてくれるだろう。

共演には、監督デビューも果たした「CASSHERN」の伊勢谷友介、
「スウィングガールズ」の上野樹里、
「パッチギ!」の塩谷瞬など期待の若手俳優が顔を揃えた。

監督は、日本中が涙した大ヒット作「半落ち」で、
日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞、
今最も次回作が待たれる監督の一人、佐々部清。


ストーリー

甲子園の優勝投手、オリンピックを目指した長距離ランナー、
母親想いの陽気な若者、歌が得意な青年......
その日、彼らは死ぬために回天に乗った。愛する人たちを守れると信じて──

自ら最後の秘密兵器に"なる"ことを望んだ4人の若者たち

1945年、1隻の潜水艦が、敵艦の攻撃を避けながら海中を進んでいく。
爆雷に激しく揺れる艦内には、極秘任務を帯びた4人の若者たちがいた。
甲子園の優勝投手だった並木浩二(市川海老蔵)、
並木の大学の同級生で長距離ランナーとしてオリンピックを
目指していた北勝也(伊勢谷友介)、
関西弁でよく喋り、いつも朗らかな佐久間安吉(柏原収史)、
皆の弟分的存在の沖田寛之(伊崎充則)──
どこにでもいる青春まっただ中の青年たちだ。

しかし、彼らは今日、死ぬためにここにいる。
彼らの任務は、敗戦が色濃くなった日本が開発した最後の秘密兵器
"回天"に乗ることだった。定員1名、脱出装置なし、
大量の爆薬を積んだ回天に乗り込み、敵艦に激突するのだ。

4人は、ひたすら鹿島艦長(香川照之)の出撃命令を待っていた。

やがて敵艦の次の攻撃までの、ひと時の静けさが訪れる。
野球少年だった頃、並木に憧れていた回天整備員の伊藤伸夫(塩谷瞬)が、転がった並木のボールを差し出す。

並木はボールを握りしめ、野球一筋だったあの頃を思い出す......。

野球、オリンピック、恋人──夢をあきらめるなんて、できるのか?

周囲の期待を背に明治大学に進学した並木だが、
肩を痛めて得意の速球が投げられなくなる。
しかし並木は落ち込むどころか、小畑(黒田勇樹)ら
チームメイトを行きつけの喫茶店ボレロに招集して、
スッと落ちて一瞬球が見えなくなる"魔球"を生み出すと宣言する。

並木と北が初めて言葉を交したのは、
その時だった。陸上部をやめた北は、スポーツなどしている
場合ではないと言い放つ。「おれが走るのをやめたのは、
走る道がないからだ」ボレロを出て行く北の背中は、
強い口調とは裏腹にどこか寂しげだった。

続いて戦争に行くと決めた日が甦る。日米が開戦し、
人々の暮らしは日ごと戦争一色に塗り替えられていった。
大学生には徴兵の猶予があったが、中学生さえ出陣している戦況の中、
並木の周りでは最初に北が志願した。

並木もまた、大切な人たちに志願の決意を告げる。
「じっくり考えて自分で結論を出しなさい」と
静かに答える父・俊信(三浦友和)、
心配顔の母・光江(古手川祐子)と妹・幸代(尾高杏奈)、
そして妹の友達で、互いに想いを寄せ合う
鳴海美奈子(上野樹里)。

美奈子を家まで送る夜道、揺れる想いを
素直に口にする彼女を、並木は心から愛しいと感じていた。

なぜ志願したのか? 確かなのは、あの笑顔を守りたいという願い

「これより浮上する」スピーカーから流れる戸田航海長(田中実)の声に、現実に引き戻される並木。敵艦を回避したのだ。

しかし喜びも束の間、整備員が重大な損失に気づく。
艦に搭載された4台の回天のうち、
沖田の1台が故障したのだ。大声を上げて泣き崩れる沖田。
この任務を果たさなければならない、
けれども果たせば、2度と帰れない......。

並木は、回天に志願した日に思いを馳せる。

夏の日差しが眩しいある日、海軍学校の講堂に集めた300人近い学生たちに佐藤校長(平泉成)が、戦況の悪化を打破するべく開発された秘密兵器に
乗りたい者は名前に二重丸をつけて2時間以内に提出せよと指示する。

講堂を出た並木は迷っていた。瞼に浮かぶ、可憐な美奈子の笑顔。
すれ違いざま「マルを書けなかった」とうなだれる小畑──
やがて意を決した並木は、鉛筆を握りしっかりと二重丸を書いていた。

そして始まった山口県光基地での厳しい訓練の日々。
複雑な操縦が覚えられずに苦しんでいた時、
一度出撃した北が作戦を終え基地に戻ってきた。

北は「軍人として体を鍛えているだけだ」と言いながら
今でも走り続けていた。

父の強さ、母の優しさ、妹の涙、ホームに立ちつくす恋人──最後の休暇

並木の胸に大切にしまわれた最後の休暇の思い出。
ひと晩しかいられないと聞いた幸代は、
あわてて美奈子に電報を打つが、彼女は来なかった。

すでに出撃が決まっていた並木は会わないほうがいいと感じていた。
すべてを悟った父は、「母さんには私から伝えよう、
お前は黙っていなさい」と静かに別れを受け入れるのだった。

翌日、東京駅のホームのあふれかえる人だかりを
懸命にかき分ける美奈子。
勤労動員で工場に泊り込んでいたのだが、なんとか間に合った。

並木を見つけて窓に駆け寄る美奈子の唇は、
この時のためだけの慣れない紅に染められていた。
神風特攻隊ではないかという心配を打ち消され、
安堵して「今度帰るときは必ず前もって知らせて」と頼む美奈子。

今度はない──並木はこみ上げる想いをただ1つの言葉に託す。
「俺、美奈ちゃんのことが好きだ」

生きるとは何か、何のために死ぬのか?
4人の若者たちの思いがけない運命

いよいよ出撃の時が近づいていた。
いつものようにじっと手鏡を覗き込む佐久間。
母親にそっくりだという佐久間は、そんな形で母と逢っているのだ。

北に言われて「誰か故郷を思わざる」を歌う沖田。
やがて皆も、それぞれの故郷を胸に声を合わせて歌いだす。

その時、伝令の声が響き渡る。敵艦を発見したのだ。
それぞれの回天に乗り込む3人。
真っ赤な目で並木を見送る伊藤。
遂に最後の瞬間がやって来た。
しかし、運命は思わぬ結末をもたらすのだった......。

(copy; 1996-2006 CINEMA TOPICS ONLINE.)

というもの。

こういう時代が、ついこの間、あったかと思うと
非常に複雑な心境になる。

市川海老蔵の演技もさることながら、
「パッチギ!」の塩谷瞬の演技が冴えていたと思う。

ストーリーとしてもまずまずなので、
オススメしたい映画である。

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